説明


2011年3月11日東日本大震災ではあまりに多くの方が数多重被災されました。衷心よりお悔やみとお見舞を申し上げます。

みやぎジョネット(みやぎ女性復興支援ネットワーク)は、東日本大震災を受け、被災地女性と全国支援者の思いを結ぶことを目的に 発足したNPO団体です。各種支援プログラムにより、お一人、お一人の女性が今後の生活を新しくつくっていけますように、ひいては皆の光となることを願い支援してまいります。また、女性のニーズを調査し、政策へ提言いたします。       ―みやぎジョネット会員の多くは被災女性です―

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2011年7月4日月曜日

ジョネットサロン IN 南三陸町

アロマキャンドル製作中
熱湯で蜜蝋を溶かしています

ずいぶん瓦礫の撤去が進んでいました
防災対策庁舎に詰まっていたものは取り除かれて骨組みのみ









建物がなくなり、どこまでも見渡せます



志津川高校ソフトボール部 部活中
授業はよその校舎を使っています
野球部とソフトボール部の皆さんにもジョネットセットをプレゼントしました

志津川高校側の仮設住宅郡


東京大学と東洋大学の学生さんによる「ひとりじゃない」プロジェクト
炊き出しボランティアです  本日の昼食は冷やし中華

熊本と香川から入られている保健師支援チームの皆さん
地元の方とご一緒に参加されました

男性も参加

避難所内

アロマキャンドルに色味をつけるため
クレパスを削っています
73日、初めてジョネットサロンに参加し南三陸町に行ってきました。
私は南三陸町志津川には震災前、釣りをしたりおいしい海の幸を食べに行ったり、時々のんびりと訪れていたので、南三陸町のあまりの変りように言葉もありませんでした。
私たちは避難所になっている志津川高校と、ホテル観洋に分かれてジョネットサロンを開きました。志津川高校ではアロマキャンドルと和紙で作る星のアクセサリー製作、そして志津川高校の運動部との交流でした。
ホテル観洋ではネイルケアとハンドマッサージ、手袋人形の制作を行いました。
私はホテル観洋に避難されている方々と、簡単に作れるかわいい手袋人形を作りました。製作途中の人形は見本と比べるとどうもブサイクに見えて心配になるのですが、それぞれ個性をだして可愛い人形に完成させていきました。皆さん、製作途中の自分の人形のブサイクさについ笑いが出て、緊張がほぐれ少しずつ心の内を話してくださいました。
70代の女性は「家が全部流されて息子が亡くなったの、外国から来てくれた嫁さんと孫がいるけどね、今は1日何もすることがなくて過ごしているけど自分の手でこういうの作れて嬉しかったよ」と。50代の女性は「いろんな方々がいろんな支援をしてくださって本当に感謝しています。今日は鑑賞するだけでなく自分が参加して自分で作った人形が可愛くてとっても癒されました、とても嬉しいです、今は仮設住宅が当るのを待っているんですよ」と。この日は曇りの天気でしたが海はとても穏やかでした。80代の女性は「こんなに優しい海があんなひどいことしてくれてねえ、全部持っていってしまったんだよ、私の道具も何もかも無くなってしまったの、今日は久し振りで自分で人形を作ったけど可愛いくできて嬉しかった、近くの仮設に住んでいる孫が来たら見せたいのよ、楽しみだよ、ありがとう」と。今、一番欲しいものは何ですかと聞いたところ「いろいろやってもらってるからね、ありがとう。ただね、元の自分の家に帰りたいの」とおっしゃっていました。
津波で家を流された方々は皆「自分の家に帰りたい」とおっしゃいます。もう叶わないとても悲しい現実です。
今回、初めてジョネットの活動に参加して感じたことは、被災された女性に元の家のような安心して過ごせる環境ができ、自ら生きる楽しみを見つけられるまで・寄り添っていけたら・・と思いました。
帰りに通った南三陸町の海は霧が立ちこめて幻想的な景色でした。
港は何かのイベントなのか大漁旗がたくさんなびき、復興の力強さを感じました。ちか子

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 今回も(実は毎回)東日本大震災女性支援ネットワークより3人の支援隊が参加されました。千葉県からは、マロウズハウス香りの教室の先生がいらして、アロマキャンドル教室を開催してくれました。軍手人形の作成には、小学生の男女も参加しました。人形作りは、男子もとても熱心で、上手でした。人形作りに積極的な男子って将来頼もしいです。
津波の時、近くの老人たちを沢山救ったという、志津川高校の野球部のみなさんは、他県で練習中でした。そこで、、支援物資を学校に預けてきました。
志津川の保健師さん達、包括介護センターの方、長期に 多くの町民を救い続けているホテル観洋のスタッフの皆さまに、全国の皆さまからの支援品をお届けしました。お仕事されている方も被災者なのです。町民を守り続ける姿に感動します。
ホテル観洋で避難暮らしの女性は「美容師、理容師の方の慰問あってヘアカットはしてもらえた。しかし、水が出なくてヘア・マニキュアはできなかった。ようやく水道が通りました。できれば髪染めのボラが来て欲しい。白髪が増えて目立つんです。」とおしゃっていました。事務局

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