夫が直前に避難させた車の中にあったジャンバーやサングラスを納めました。
その後ご縁の深い地で無縁仏として供養されていたお遺骨が見つかりました。
仮設住宅で暫く一緒に過ごし、その後埋葬しました。
2度目のお葬式の時、ご家族は、壷一杯になったお骨に満足されました。
9月11日、2年半を迎えたこの日、偶然ですが、遺骨が見つかったところとは別のご縁深い地から、置き網に白骨化した頭蓋骨が上がったとの情報を得ました。
Kさんは夫の頭部ではないかと思い、鑑定の準備を進めるところです。
「欲が出て…」そうおっしゃいました。「(頭は)一番のところだから」
壷の中には 頭部だけなかったのでした。
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