しんしょもちしてここに来た
やっぱりわたしこの町のひとだから ここにいたい
津波で町が壊されていくとき 釜石の艦砲射撃と同じ音がした
船見て家なくなったといっても何ともなかった 頭真っ白
午前中お茶のみした向かいの家のひと つまづいて転んだ時
波来てさらわれた
隣のひと 2年前に脳梗塞して
逃げようって誘ったけれど
「このひと動けないから」って夫婦で残って 亡くなった
一関のスーパーで知っているひとにばったり会った
このときが 一番惨めだった
そのひと一関で何ともないんだもの
0 件のコメント:
コメントを投稿