説明


2011年3月11日東日本大震災ではあまりに多くの方が数多重被災されました。衷心よりお悔やみとお見舞を申し上げます。

みやぎジョネット(みやぎ女性復興支援ネットワーク)は、東日本大震災を受け、被災地女性と全国支援者の思いを結ぶことを目的に 発足したNPO団体です。各種支援プログラムにより、お一人、お一人の女性が今後の生活を新しくつくっていけますように、ひいては皆の光となることを願い支援してまいります。また、女性のニーズを調査し、政策へ提言いたします。       ―みやぎジョネット会員の多くは被災女性です―

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2012年10月29日月曜日

BCP

みやぎジョネットと南三陸町志津川の(株)千葉商店とのご縁は、津波被害ですべてを失ってしまった会社の再建のご相談でした。
製造機械をなくした千葉さんは、内陸部に残っていた材料を使い同業社から機械をかりて生産を開始しました。
そして、その販売の第一号が、「おんなの語り場vol.1」での物販。続いて「愛フェス」と、イベントでの販売をジョネットではお手伝いしてまいりました。県外へ出かけるときはいつも千葉さんの海苔を背負っていた事が懐かしく思い出されます。
最初の頃は数量が少なかったので、持って歩けたのです。

昨年秋に工場が完成しました。厳しい製造姿勢で味を守り昼夜問わぬ働きぶりで、何とか形が整ってきた今ジョネットは、BCPの大切さを考え、販路ではなく(株)千葉商店のBCP作成に取り組んでいます。また千葉さんにかかわらず、ジョネットの周りで頑張る女性たちにBCP作成方法をお教えしたいと思っています。


BCP講座最終日 自社の取り組みを発表する講座参加者

BCP(事業継続計画)
 東日本大震災(平成23年3月11日発生)において、中小企業の多くが、貴重な人材を失ったり、設備を失ったことで、廃業に追い込まれました。また、被災の影響が少なかった企業においても、復旧が遅れ自社の製品・サービスが供給できず、その結果顧客が離れ、事業を縮小し従業員を解雇しなければならないケースも見受けられました。
 このように緊急事態はいつ発生するかわかりません。BCPとは、こうした緊急事態への備えのことをいいます。
 ただし、突発的な緊急事態がBCPの想定どおりに発生するはずもありません。また、BCPを策定していても、普段行っていないことを緊急時に行うことは、実際には難しいものです。緊急事態において的確な決断を下すためには、あらかじめ対処の方策について検討を重ね、日頃から継続的に訓練しておくことが必要なのです。

図 中小企業がBCPを策定・運用する効果のイメージ

 経営者であるあなたは、日々の経営の中で雇用・人材育成、税制対応や事業承継等について考えていると思います。BCPの策定・運用、すなわち事業継続への取組は、特別なものではありません。既にあなたが考えている雇用・人材育成等と同様に、日々の経営の一環として取り組んでいくものです。
 そして、BCPを策定・運用することで、あなたの会社は、緊急時の対応力が鍛えられることに加え、平常時にも大きなメリットを得ることができます。例えばBCPの策定により、自社の経営の実態(在庫管理の実態、顧客管理の実態 等)が把握でき、こうした日々の経営管理を再確認することができます。また、BCPの策定・運用により、防災に係る融資や保険の優遇が受けられる場合もある他、取引先や社外からの信用が高まり中長期的な業績向上も期待できます。             中小企業庁HPより引用

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