説明


2011年3月11日東日本大震災ではあまりに多くの方が数多重被災されました。衷心よりお悔やみとお見舞を申し上げます。

みやぎジョネット(みやぎ女性復興支援ネットワーク)は、東日本大震災を受け、被災地女性と全国支援者の思いを結ぶことを目的に 発足したNPO団体です。各種支援プログラムにより、お一人、お一人の女性が今後の生活を新しくつくっていけますように、ひいては皆の光となることを願い支援してまいります。また、女性のニーズを調査し、政策へ提言いたします。       ―みやぎジョネット会員の多くは被災女性です―

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2012年9月27日木曜日

水道が出た


『お陰さまで 9月14日から 水道水を使っております。
    報告が遅くなりすみません。 本当に助かりました。』

仮設住宅に入れなかった方から届いたメールです。
壊滅的な被害を受けた地域ですが、たった2軒残ったお宅で、
1年半たってようやく水道が使えるようになったご連絡です。

敷地内の井戸は、大腸菌等が検出され使用できなくなりました。
被災地の冬は早く、緊急給水所までの路面は凍り、蛇口が凍り、
また、例年より寒さが厳しく、すぐそばの避難所では水道管の凍結騒ぎも起きました。
ジョネットでは10tトラックで数回ペットボトルを運びました。
ほっとしました。長く待たれたお便りです。


2012年9月24日月曜日

仕事ひとつ つづき

「仕事ひとつ」でご紹介した女性が縫製した ペット用着物。
お写真が届きました。

2012年9月21日金曜日

宝物拝見

女性が宝物を見せて下さいました。
「金メダルの 金」
「苺 大好きないちご」
「風神さま」
「白」
「青葉山の風」
「麦」できたてほやほやの作品です

2012年9月19日水曜日

イギリス・ノッティンガムからお便り ご紹介

あのスカイプでのやりとりから、あっという間に時間が過ぎ、ここイギリスは、もう秋です。朝方の気温は10度以下を記録して、肌寒くなりました。八百屋さんに並ぶ野菜や果物も少しづつ変わってきてます。お魚も同じ。今度スカイプでお会い(!)できたときには、ぜひ食べ物の話をしましょう。宮城県名産の話が聞きたいですね。おいしいお酒もあるとか。
次回のリンクを楽しみにしてます。
ナッシュ清子 - イギリス ノッティンガム (ロビンフッドの森の近くです)

2012年9月17日月曜日

仕事ひとつ

震災前までは、農業と漁業を営んでいました。震災で家も船もすべて失い、現在は仮設住宅で暮らしています。
結婚する前は、和裁・洋裁の勉強をし、それを仕事にしていました。
この女性に、製作の仕事を1点頂きました。
作り終えた感想が届きましたので、ご紹介します。

嬉しさとか楽しさ、というのとも違う、
縫わせていただける心地よさを一番に感じました。
良い場所に行った気分、と言ったらいいでしょうか。

暫く振りに縫いましたので大変ではありましたが、
どのような方がこれを手に取られるのだろうかと想像してテンションが上がりました。
縫いながら袖付け止めやふき作りを思い出し、
上質な生地ですし、柄も活きるように、
私の思いも込めて糸の色や縫い方に気を配りました。

布を広げて仕事が出来るスペースはありません。裁ちバサミやアイロン、糸など、仕事をする環境は充分といえません。
また一人のひととして、ここでお話しするに忍びない背景を幾つかお持ちです。
この女性は、2011.3.11 その日、情報が遮断され日本がどうなってしまったかわかりませんし、
支援が入るとも助けてもらえるとも考えられない混乱の中で、「今日から雑草食べて生きて行く」と覚悟を決めたそうです。
被災地には様々なタイプの手仕事が入りました。その功罪、いろいろです。
辛酸なめた女性から出た「心地よさ」  とても嬉しい言葉でした。

2012年9月16日日曜日

70坪140万円

津波で家をなくし、防潮堤建設のため、敷地が買い取られる事になりました。
70坪あり、140万円ほどだそうです。
ご本人は、1万円/坪にならないだろうと思っていましたので
それでも良かったと思ったとのことです。
ジョネットハウスでは皆で手分けして、昨日、朝5時から大々的に草刈りをし、本日は、サロン
グッズの整理をしました。
書籍をお届けに行き しば栗を見つけました。
とっても美味しいのだそうです。
今朝は8時の段階で32度
今夏めずらしく風がありましたので
外の方が過ごしやすく感じました。皆で汗、汗。


愛媛の梨を囲んで歓談。心がとてもやすらぐひと時でした。
街に住むおじさんたちは頻繁に海外旅行に行っているのに、
私たちの生活はどうしてこうも違うのか。
海外旅行の話になりました。

2012年9月14日金曜日

うんちくを傾ける

南三陸町防災庁舎–中央 信号と工事の灯り
津波に洗われ土壌が活性したようで、雑草の生え方にも勢いがあります。
ジョネットハウスに着くや、先ず草むしりから始めるのですが、
ここに汚れたティッシュと誰かの忘れものがありました。
ジョネットハウスに皆が集まっている時、
見知らぬ車が目の前を通り過ぎる事もたびたびです。

「やめてください!!」

津波で何もすっかりなくしました。跡には家族との生活の記憶しか見当たりません。
しかし、通行ご自由の道路ではありません。
僅かな基礎だけのこして一家全員亡くなられたお宅もあります。
3月11日、その日から被災地では、穴を掘って用を足しました。
被災地は、今日も未だ、被災地のままです。
「家の跡に座っていると、なんだか落ち着くんだよね」 
仮設住まいの女性が言っていました。
ここに生活していた人たちのことを考えて下さい。
何の目的で入られるにせよ、自己完結型の準備をお願いします。
1,000年に一度の被災地を尋ねるパスワードです。mme.jonet

JR 気仙沼線

もう、稲刈りを終えたところがあるのですね
線路跡を整備して作られたJRバス専用道路です。
復興作業車用に整備された道路でもそうですが
狭い道路ですれ違う場合に備え、待避所が設けられています。

垣根のない民家のお庭に秋の花を見つけました

生活道路のすぐ脇に稲が頭を垂れていました。
仮設住宅でゴーヤやつる菜を見つけました



午後になると残暑の厳しさは一気に上昇しますが
それでも、午前中の空気はまろやになりました。
開通して間もないため乗り馴れていないお二人連れ
手元の切符を眺めたり
「波だ」と窓の外に目をやっていらしたようです。
沿岸部の町にいると海の様子が気になります。
聞こえて来る音やアナウンスに
「今のはなに?』と互いに顔を見つめてしまったり…



車窓の眺めは、瓦礫の山・海・波
JR気仙沼線の代わりにバスが開通しました。
未だ一部の区間ですが、ずいぶん楽になりました。

2012年9月12日水曜日

地元につながる

自社開発商品をカタログやウェブサイトにて販売する(株)フェリシモさんから
手仕事を頂きました。
仙台市若林区岡田の女性たちが製作したタティングレースイヤリングが販売開始。
収益金は制作者への工賃ほか、岡田に花を一杯咲かせる活動費に使われるそうです。
地元の女性たちにつながる1つのご提案です。
全国の店頭に並んだカタログ
今後の方向は決めたものの 「どうしたら いいんだろうか」
女性たちの話し合いは時に深夜に及びます

2012年9月4日火曜日

残暑見舞いのご紹介

男性から残暑見舞いを頂きました。
大きくしっかりした文字で、短く、
ジョネット活動へのご支持の思いが書き込まれています。
とても嬉しくて、ご紹介せずにいられません。
ここでは、文面ではなく、残暑見舞いに選ばれた表の絵をご覧頂く事にします。

2012年9月2日日曜日

傾聴講座初日

ペアワーク・・話を聞き合いました
事務局が会場に着いたとき、既に受付を待つ長い列が出来ていて、慌てました。
講座は2時間びっしり。しっかりした目的意識をお持ちの皆さんは、変な衒いも
なくペアワークに入られていました。

2012年9月1日土曜日

物販

イベント会場での販売のお話を頂き、前回の反省を踏まえて再挑戦です。
横看板、ポップ、サンプルの籠盛り… 割烹着も用意しました。
乾杯に引き続き物販コーナーのご紹介が入り、販売開始。
さすがの女性陣、二人で組んで、会場周りを始めました。機転を利かせた
対応で小気味好く売れました。会話の中から得た事も多かったようです。
会場内で、次の仕事を頂いて帰りました。



石巻市からの出店もありました

牡鹿半島寄磯浜 
20㍍を越す大津波に土台だけ残し跡形も無く流された。
しかし、数日後、家の中のものは何もかも消失したのに、
神棚に祀ってあった釜神様だけが瓦礫の中から見つかったのだそう。

個人のお宅の釜神様です。
男性も積極的に買って下さいました
ボランティアで町に入られる予定の方もお声を掛けて下さいました。
具体的な地名やお名前が上がるので、親近感が沸きました。